ハイブリッドな生き方。

ハイブリッドな生き方。

ガソリンと電気で走るハイブリッドカーのように、

一緒には居れないけれど子を想う父としてと、独りで自由に暮らす独身中年の暮らしという、ハイブリッドライフを送る。

独りになった当初は、常に自分を責めてしまう。 全て自分が悪かったんだと、自分が嫌で嫌でたまらなくなって、死にたいと何度思ったことか。 そして、次には相手を責め始める。 離婚して数年経っても、色んな引き金がいろんなところに溢れていて、フラッシュバックが起きて、街の中で急に涙があふれ出す事がある。 マスクとメガネのおかげで、不審者とは思われずに済んでいるようだが。 

結婚はギャンブルとイチローも言っていたけれど、つくづくそう思う。 好きな相手と結婚しても、いずれ淡い恋心や燃えるような愛情は薄れていく。 そんな時に大事なのはお互いの価値観や条件。 それが明らかにかけ離れた相手とでも、出会って好きだとか愛してるとなれば気にならなくなって、つい勢いで結婚してしまい後でドロ沼の離婚闘争を繰り広げる事になる。 なので、結婚に失敗したからといって自分を責める必要はない。 もちろん相手のことも。 人として、自分の愛する娘を産んでくれ、育ててくれてるんだと、感謝するぐらいで居たい。 その日の気分によってそう居られない事もあるが苦笑 

ハイブリッドな生き方を満喫して、自由に生きれば良い。 老後独りだと寂しくないですか?とか、身体が不自由になったら大変じゃないですか?と聞かれるが、夫婦で居ても老後独りになる可能性はある。 相手が自分より長生きする保証なんて無いのだから。 身体が不自由になったら大変という問いも同じで、そもそも自分が身体が不自由になった時も、相手が確実に生きている保証なんて無い。 そんな不確かなものを、確かなものと思い込んで、独りで居る者が社会不適合者だとか、寂しそうとか、不幸だとかは、全くのお門違い。 そういう風潮がまだまだ残っているけど、負けずにハイブリッドライフを楽しんでいこう。